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仙台発和菓子 京都で四つの物語に合わせ披露 創作京菓子公募展大賞の幾世橋さんが展覧会

「和菓子 まめいち」の店頭に立つ幾世橋さん
大賞を受賞した「百花の王」

 仙台市の和菓子職人幾世橋(きよはし)陽子さん(42)の展覧会「Story of Wagashi(ストーリー・オブ・ワガシ)」が29日から10月3日まで、京都市の有斐斎(ゆうひさい)弘道館で開かれる。幾世橋さんは昨秋、日本文化の継承活動をしている同館主催の京菓子公募展で大賞を受賞。展覧会はその副賞として催される。
 昨秋の公募展は「手のひらの自然−蕪村(ぶそん)と若冲(じゃくちゅう)」をテーマに新しい京菓子を募集。江戸時代の絵師伊藤若冲が描いたクジャクをモチーフにした幾世橋さんの「百花の王」が、職人らによる実作部門に寄せられた43点の中から大賞に選ばれた。
 展覧会では幾世橋さんが考えた四つの物語に合わせ、計25種の生菓子を展示する。物語は「百花の王」や仙台藩祖伊達政宗などにちなみ、仙台市のイラストレーター佐々木洋子さんが描いたイラスト約10点や、青葉区本町の生花店「グレイシーズ」のアレンジメントとともに物語の世界を表現。茶席では「百花の王」を提供する。
 幾世橋さんは仙台の高校を卒業後、京都の老舗「老松」に就職し和菓子作りを学んだ。帰郷後、出張販売などを経て2015年に青葉区本町に「和菓子 まめいち」を開店。創作和菓子などを販売している。
 創作和菓子には、そのモチーフなどにまつわる物語を添えて店頭に並べるのが幾世橋さん流。「物語には、召し上がった方に笑顔になってほしいという思いを込めている。展覧会で自分の中の物語を出し切り、京都で新たに吸収して帰ってきたい」と話す。
 展覧会は入館料500円、茶席は別途500円。連絡先は弘道館075(441)6662。


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2017年09月25日月曜日


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