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りんごラジオ震災伝承 防災拠点30日開館 山元・つばめの杜地区

防災情報コーナーに置かれたラジオ。りんごラジオの音声を聞くことができる

 東日本大震災の被災者が集団移転した宮城県山元町つばめの杜地区に、同町の「防災拠点・山下地域交流センター(愛称・つばめの杜ひだまりホール)」が30日、開館する。震災の記憶を伝える防災情報コーナーが目玉機能の一つ。今年3月末閉局の臨時災害FM局「りんごラジオ」の放送も聞くことができる。
 ホールは鉄筋3階、延べ床面積3860平方メートル。可動階段席(120席)を備えたホール兼軽運動場や会議室などがあり、平時は住民活動に使用される。
 災害発生時には避難所や消防団の詰め所、支援物資の一時保管所、炊き出し拠点などになる。総工費は約20億円。
 1階の防災情報コーナー周辺で微弱な周波数80.7メガヘルツの電波を発信し、2011年3月21日のラジオ放送開始時の音声などを常時聞ける。センターに用意された受信機のスイッチを入れ、周波数を合わせると元局長の高橋厚さん(74)らの懐かしい声が流れる。
 防災情報コーナーでは町の被災状況や復興の歩みを伝える交換可能なパネル約30枚も展示。担当者は「りんごラジオの音声などを通じて震災当時の様子を伝えていきたい」と話す。


2017年09月26日火曜日


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