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<震災遺構>「たろう観光ホテル」にエレベーター整備へ

エレベーターが設置される震災遺構「たろう観光ホテル」

 宮古市田老地区にある東日本大震災の震災遺構「たろう観光ホテル」に、見学用エレベーターの設置が決まった。階段を利用できない車いす使用者や高齢者に配慮し、より幅広い層に震災の教訓を伝える施設とする。
 市議会9月定例会が25日、基本設計費475万円を盛り込んだ本年度一般会計補正予算案を可決した。復興交付金の活用を見込んでおり、事業費は全体で1億2247万円。
 市は約2億円をかけて観光ホテルの保存工事を行い、16年4月に内部の公開を始めた。震災当時の津波映像を視聴できる6階に行くには階段を使うしかなく、見学を諦める人がいた。
 市は当初、保存工事に併せてエレベーターを設置する方針だったが「国費による整備は最低限」とする復興庁の指導で断念した。今回は、語り部ガイドの活動実績などが評価された。
 市観光港湾課の田中富士春課長は「粘り強く要望してきたことが認められた。より多くの皆さんに震災の教訓を学んでもらいたい」と話している。


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2017年09月26日火曜日


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