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<衆院解散表明>東北野党、結集を模索 自民は全区に擁立へ

 安倍晋三首相が衆院解散を表明し、「10月22日投開票」となる衆院選で、東北の23選挙区は、自民党が区割り改定に伴う候補者調整を済ませ、全選挙区への擁立を固めた。野党各党は共闘実現に向けた候補者の一本化が遅れ、今後の調整作業が勝敗の鍵を握る。1減の比例東北ブロックは与野党がしのぎを削る激戦になりそうだ。
 定数1減の青森。現在全4選挙区を独占する自民は旧2区の現職が比例代表に回る「コスタリカ方式」を採用する。「苦渋の決断をしてもらった」と自民県連の神山久志幹事長。民進、共産両党は全3選挙区で競合するが、共産は「統一候補の実現に向け、最後まで努力する」と望みをつなぐ。
 定数1減の岩手は3選挙区に民進、共産がそれぞれ候補者2人を擁立する。焦点は3区を巡る民進、自由の現職2人の調整。共産は一本化が成立すれば、候補者を取り下げるとみられる。自由県連の関根敏伸幹事長は「安倍政権を退場させるため、野党が総結集して戦う」と気勢を上げる。
 宮城は民進が1〜5区、共産は1〜4区と6区に候補者を擁立しており、共闘への協議を重ねている。民進県連の桜井充代表代行は7月の仙台市長選などでの野党系躍進に触れ、「党本部に働き掛け、早期に体制を構築したい」と強調する。1区には維新の新人も立候補する。
 秋田は民進が現職と新人計3人を立てる。共産は全3選挙区の擁立に向けて準備を進める。共産県委員会の米田吉正委員長は「憲法をないがしろにする安倍政権を変えるチャンスだ」と攻勢を強める。
 山形は民進が3区の無所属元議員の推薦を含めて3人を擁立。全3選挙区に立てる共産との競合を回避するため、野党各党が統一候補の実現を模索する。高橋啓介社民党県連代表は「政権の暴走を止めるため、大同団結を」と訴える。
 福島は民進、共産両党がそれぞれ全5選挙区に立候補者をそろえた。社民は4、5区に各1人を立て、比例票の上積みを目指す。5区で自民は現職を擁立するが、元議員の後継者が立候補する可能性があり、構図は流動的だ。
 比例東北は1減の定数13となる。前回は公明が最後の14番目に入り、悲願の2議席を獲得した。党福島県本部の今井久敏幹事長は「何としても押し上げ、2議席を死守する。東北で50万票、福島で11万票の獲得を目指す」と意気込む。


2017年09月26日火曜日


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