広域のニュース

<東北企業調査>半数で正社員不足、非正社員も3割足りず「景気回復の足かせに」

 東北の企業の半数で正社員が不足し、3割では非正社員も足りないことが、帝国データバンクの調査で分かった。不足感は1年前より拡大し、過去10年で最も高い水準となった。同社仙台支店は「人手不足の長期化が景気回復の足かせになりかねない」と懸念する。
 同社が今年7月に調査した従業員の過不足感の結果は表の通り。
 1年前と比較すると「不足」正社員が5.3ポイント、非正社員は4.8ポイントそれぞれ増えた。「適正」は正社員が1.4ポイント、非正社員は3.9ポイントそれぞれ減少。「過剰」はいずれも1割弱にとどまった。
 規模別では大企業の46.1%で正社員が「不足」と回答。中小企業は45.4%、小規模企業は37.2%となり、規模が大きいほど不足感が強かった。非正社員は大企業の28.7%、中小企業の30.8%、小規模企業の26.9%が「不足」と答え、規模による差はなかった。
 業種別では運輸・倉庫の67.7%が正社員、40.0%は非正社員を「不足」と感じ、ドライバーの確保に頭を痛めている実態がうかがえた。
 正社員は建設や金融でも「不足」が50%を超えた。非正社員は農・林・水産やサービス業で「不足」が40%前後になった。
 帝国データバンク仙台支店の担当者は「大企業の採用が積極的となり、中小企業の人材確保と維持に影響を与えている。性別や年齢にかかわらず、働きやすい環境の整備が求められている」と指摘した。


関連ページ: 広域 経済

2017年09月27日水曜日


先頭に戻る