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<宮城知事選>告示まで1週間 村井氏・自公シフト鮮明 多々良氏・進む野党再結集

 任期満了に伴う宮城県知事選は10月5日の告示まで1週間に迫り、共に22日投開票される衆院選と連動する場面が際立ってきた。4選を狙う現職村井嘉浩氏(57)は「県民党」の看板を脇に置き、自民、公明両党との共同戦線にシフト。新人の団体役員多々良哲氏(58)の陣営は、擁立段階で壊れかけた野党共闘の再結集が進みつつある。

 自民県連が23日に仙台市内で開いた支部長・幹事長会議で、あいさつに立った村井氏は「『小選挙区は自民に』と私も選挙カーからお願いする」と明言。宮城1区で4選を目指す現職も「知事と共に復興をやり遂げる」と強固な関係性をアピールする。
 東日本大震災を踏まえ全方位連携を探った2013年知事選、中立の立場を取った14年衆院選。今回は政権与党に軸足を移し、政党色を抑えた県民党のスタンスは後退した。
 13年知事選で村井氏は連合宮城に支援を求め、旧民主党県連に連携を呼び掛けたが、今回は背を向ける。
 「特定政党の応援などは県政のリーダーになる人がやるべきではない」(安住淳民進党県連代表)との批判に、村井氏は「支援を受けるのに、応援しないのは非人情だ」と反論する。
 公示後は激戦が予想される仙台市内の宮城1、2区を中心に遊説し、与党支援のギアを上げる構えだ。
 「村井県政は県民や被災者の暮らしに冷たく、転換しなければならない」。多々良氏は27日朝、通勤客らが行き交う仙台市地下鉄南北線泉中央駅前でマイクを握り、政策を訴えた。
 両側に立ったのは地元選出の共産党県議と、2区から民進公認で返り咲きをうかがう元衆院議員の県議。「市民と野党の共闘で勝利する」と気勢を上げた。
 野党系の候補擁立は民進系の県議会会派が自主投票を決定するなどし、共闘の機運はいったんしぼんだかに見えた。諦めなかった会派の有志が、多々良氏を担ぎ出した市民団体などと関係を再構築した。
 22日には安住代表が多々良氏と会談し、1、2区の自民現職に挑む党公認候補との連携を提案。社民県連も24日に支援を決定した。
 多々良氏を推薦し、選対本部を支える共産県委員会の中島康博委員長は「同日選で投票率アップが期待される。共闘加速で無党派層を取り込む」と意気込む。


2017年09月28日木曜日


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