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芋煮で美味なリサイクル 地元の廃屋解体→まきにして販売→散策路整備費に

まきにするため廃屋を解体する振興会員

 仙台市青葉区西部の山深い奥新川地区で活動する「奥新川自然振興会」が地元の廃屋を解体し、生じた廃材を芋煮会のまきとして販売する事業を始めた。収益は散策路の整備や宿泊施設の運営など活動費に充てる考えだ。
 奥新川地区で今月上旬、倒壊した廃屋の一部を会員8人が手作業で解体した。地区は冬期間、雪に閉ざされるため、雪の重みで崩れたとみられる。所有者から会に解体と引き取りの依頼があり、ボランティアで実施した。
 建物を解体し更地にすると税制上、固定資産税が増える場合があり、建物の健全な部分は残したという。
 奥新川地区には約50年前、旧国鉄や鉱山の関係者約600人が住んでいたが、現在は3世帯3人のみで過疎化が著しく進む。紅葉が美しく、秋になると渓谷で仙台風や山形風の芋煮を楽しむ人の姿が見られる。
 会は芋煮の際、火をおこすためのまきを持ち込む必要があることに着目。10月上旬から奥新川駅前でまきを販売することにし、シーズン中に数千円程度の売り上げを見込んでいる。
 内嶋秀司会長は「来年からは芋煮の具材販売や鍋の貸し出しも実施して、売り上げを伸ばしたい」と意気込む。
 会は4月に設立され、宮城、山形両県から約50人が参加。渓流沿いの遊歩道「奥新川ライン」「新川ライン」の清掃や、会員向けの宿泊施設を運営している。
 会は趣旨に賛同する新たな会員を募集している。連絡先はナンモ企画022(267)6320。


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2017年09月28日木曜日


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