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<衆院選宮城>戸惑いの中前哨戦 「希望」参戦で一気に流動化

衆院が解散し、雨の中で市民に支持を訴える候補予定者=28日午後0時20分ごろ、仙台市青葉区国分町3丁目

 衆議院が28日解散し、10月10日公示−22日投開票の衆院選日程が決まった。県内6小選挙区の立候補予定者は短期決戦に向けて走りだした。新党「希望の党」の参戦で情勢は一気に流動化し、各陣営は戦略の練り直しを迫られている。

<1区>
 自民前議員の土井亨氏(59)の事務所は政策ビラ作りなどに追われた。土井氏は28日夜に地元へ戻り、29日朝から街頭に立つ。
 民進系新人の岡本章子氏(53)は正午、青葉区の勾当台公園で傘を差してマイクを握った。共産新人の松井秀明氏(48)は青葉区中心部で支持を呼び掛けた。
 維新新人の畠山昌樹氏(43)と、幸福新人の油井哲史氏(37)も立候補の準備を進めている。

<2区>
 自民前議員の秋葉賢也氏(55)は夜、仙台市泉区の事務所に戻った。「国民の命と暮らしを守る。選挙目当てに看板を変える党には任せられない」と語った。
 民進系元議員の鎌田さゆり氏(52)は衆院が解散した正午すぎ、青葉区の街頭に立ち「希望の党には戸惑いもあるが、安倍1強政治にノーを」と述べた。
 共産新人の佐藤克之氏(58)はJR仙台駅東口で安倍政権打倒を訴えた。

<3区>
 自民党前議員の西村明宏氏(57)の陣営は名取市で事務所開設を準備。秘書は野党再編の動きに「一層気を引き締める」と語った。
 民進系新人の一條芳弘氏(44)は演説を取りやめ、党方針の情報収集に当たった。「周りと相談し、冷静に行動する」と話す。
 共産党新人の吉田剛氏(35)は午前、野党共闘を巡る緊急会合で仙台へ。岩沼市などの街頭で「安倍政権を倒す」と強調した。

<4区>
 自民党前議員の伊藤信太郎氏(64)は夕方、七ケ浜町支部の役員会に出席。「安全保障など自民の実績を訴える」と力を込めた。
 民進系新人の坂東毅彦氏(58)は多賀城市の事務所で再編の行方を見守った。「公認の連絡が来ないので動けない」と陣営幹部。
 新人の戸津川永氏(35)を擁立予定の共産党は事務所開設を準備。関係者は「民進との調整を待って一気に動きたい」と話した。

<5区>
 民進系前議員の安住淳氏(55)は地元に戻る予定だったが、「希望の党」との合流に伴う対応のため都内にとどまった。陣営関係者はポスターはがしなどの作業に追われ、石巻市の事務所には合流の影響を心配した支持者らが駆け付けた。
 自民党前議員の勝沼栄明氏(42)は夜、石巻市に戻った。「安全保障がなければ経済活動も復興もない。愚直に自分の考えを訴える」と気を引き締めた。

<6区>
 自民党前議員で防衛相の小野寺五典氏(57)は、北朝鮮対応で選挙区に戻らない。地元の気仙沼市では正午すぎ、市議19人が支援する会を設立した。村上俊一会長は「盤石の態勢で勝ち抜く」とあいさつした。
 共産党新人の横田有史氏(73)は仙台市内で党関係者と遊説日程の調整に当たった。民進、希望両党の合流に「わが党の姿勢は変わらない。暴走政治に歯止めをかける」と話した。


2017年09月29日金曜日


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