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<衆院選宮城>課題山積 困惑と怒り 有権者、何を基準に票託す

 衆院が28日解散され、10月22日の投票日に向け事実上、選挙戦が動きだした。森友・加計(かけ)学園問題がうやむやになる中、経済活性化や少子化対策、地方創生など課題は山積したままだ。東日本大震災の復興も道半ば。有権者は解散をどう感じ、何を基準に一票を託すのか。県内各地で聞いた。

<政策見定めたい>
 与党は消費税率引き上げ分の使途を選挙の争点に掲げるが、まだ先の増収分を争点にすることに疑問を感じる。少子化対策など選挙受けがいい政策を並べた印象。まだ投票先は決めていない。選挙のための口約束でなく、きちんと政策を実現できるのか見定めたい(仙台市青葉区・小林丈士さん・19歳・大学1年)

<税金の無駄遣い>
 森友・加計学園問題の説明責任を果たしていないと思う。国民が納得できる説明ができないから解散するのではないかと感じる。このタイミングでの解散は税金の無駄遣いではないか。自分にとって初めての国政選挙になるので、信用できる人に票を入れたい。(仙台市青葉区・中嶋柚香さん・18歳・大学1年)

<好景気実感なし>
 北朝鮮のミサイル発射が相次ぐ中で、なぜ衆院選を急いでやる必要があるのか。解散の大義はないと思う。好景気だと言うが、生活が向上している実感は湧かない。賃金が上がるよう、さらに景気を良くしてくれる政党や候補者に期待したい。(仙台市太白区・阿部竜一さん・41歳・会社員)

<国力衰退を危惧>
 理由が分からない突然の解散に困惑している。アベノミクスで景気が良くなったのは一部の大企業だけだ。貧困に苦しむ人が増え、むしろ格差は拡大している。このままでは国力が衰退すると危惧している。教育に予算を重点配分してくれる政党に投票したい。(仙台市青葉区・新田久子さん・41歳・会社員)

<格差広がる一方>
 「大義なき解散」とのフレーズに深く同意する。前回選挙で取り上げられたアベノミクスが地方経済に好影響を及ぼした実感はない。富と人口は都市に集中し、地方との格差は広がる一方だ。郡部の実情を真正面から捉え、真の地方創生を語れる人に票を投じたい。(栗原市・関村吉男さん・53歳・会社員)

<被災者を考えて>
 北朝鮮のミサイル問題で不安な時に、与党も野党も、自分たちの政争ばかり考えている。年金も支給漏れなど、でたらめばかりで困る。東日本大震災では家が全壊し、今もみなし仮設住宅のアパートに暮らしている。国民の代表者には、私たちの生活をもっと真剣に考えてほしい。(石巻市・伊藤つる子さん・76歳・無職)


2017年09月29日金曜日


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