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<むすび塾>豪雨の被災施設訪問 水害への備えを児童学ぶ

2年前に大規模冠水した田んぼで本田さん(左から2人目)の話を聞く子どもたち=宮城県大衡村大衡

 河北新報社は28日、通算71回目の防災・減災ワークショップ「むすび塾」を宮城県大和町の吉岡小学区で開いた。3年生35人が2015年9月の宮城豪雨で浸水した公共施設などを訪問。当時の被害状況を確かめ、水害に対する備えを学んだ。
 児童たちは4班に分かれ、雨の中、黒川地域行政事務組合事務所や町役場などに向かった。学校の北を流れる善川沿いの田んぼで、地元の農業本田昭彦さん(52)が「川の堤防ぎりぎりまで水位が上がり、田んぼは一面湖のようだった。ごみも流入して苦労した」と説明した。
 学校に戻ると、各訪問先で聞いた被害の様子や危険箇所を班ごとに大型マップに記入。「高い所に避難する」「家族で避難場所を相談しておく」と水害対策も添えて、防災マップとして仕上げた。
 東北大災害科学国際研究所の保田真理講師(防災教育)は「水には物を一気に押し流す強い力があり、注意が必要。今回勉強したことを水害への備えに生かしてください」と呼び掛けた。
 今回のむすび塾は日本損害保険協会(東京)の安全教育プログラム「ぼうさい探検隊」を基に実施。協会の協力を得て開くむすび塾は6回目で、年数回、各地の小学校などで開いている。(詳報を10月11日に掲載します)


2017年09月29日金曜日


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