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<民進「合流」>「どう説明すれば」「今が好機」東北の支持者も賛否分かれる

民進党の両院議員総会で配布された文書。「民進党の公認内定は取り消す」と記されている=28日午後、東京・永田町の党本部

 衆院が解散し、民進党が新党「希望の党」への合流に急きょかじを切った。安倍政権が仕掛けた「大義なき解散」を「政策合意なき合流」で切り返した形に、東北の民進党支持者には戸惑いと期待が渦巻いた。目まぐるしく変わる野党再編のうねり。有権者の見方も賛否が分かれた。

 福島1区から立候補を予定する前議員の後援会幹部、伊藤隆徳さん(69)は「支持を呼び掛けるにも、どう説明してよいか分からない」と困惑する。選挙態勢づくりに影響が出ないよう党の早急な説明を求める。
 新青森1区から出馬予定の前議員の後援会幹部、山本信悦さん(70)も「状況が全く分からない」と焦りの色を隠さない。
 「『安倍1強』に対抗できる勢力をつくるチャンスは今しかない」と話すのは、旧岩手3区の前議員を支援してきた遠野市の会社役員織笠孝之さん(69)。希望の党の小池百合子代表の勢いに期待を寄せる。山形1区の新人を支援する山形市議小野仁さん(64)も「合流をプラスに受け止めたい」と、二大政党制の実現の好機と捉える。
 秋田3区で再選を目指す前議員を支援する横手市の飲食店経営の男性(64)は、再編の流れを冷静に受け止める。「人物本位で応援している。どこの党に移っても支持は変わらない」と語る。
 民進党に対する一般の有権者の見方はさまざまだ。
 宮城県大和町の会社会長宇佐美良秀さん(68)は「安倍政権を倒す目的を考えれば合流に賛成。細かい政策の部分は徐々にでいい」とみる。一方、仙台市宮城野区の無職佐藤政信さん(71)は「政策面でどこまで一致できるのか」と急ごしらえの合流に懐疑的だ。
 小池代表の評価も分かれた。東松島市の主婦小野寺厚子さん(41)は「思い切った姿勢に注目している。今までにない流れをつくるのではないか」と期待する。仙台市青葉区の無職三條明子さん(81)は「都政と国政を両立するのは難しいと思う」と、東京都知事である小池代表の政治姿勢を疑問視した。


2017年09月29日金曜日


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