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<仙台国際ホテル暴行>「料理長から暴言や暴力」障害者女性社員が休職 近く被害届

料理長による障害がある女性従業員への暴行が発覚した仙台国際ホテル

 仙台市青葉区の仙台国際ホテルに勤務する40代の男性料理長から繰り返し暴力を振るわれたり、暴言を吐かれたりしたとして、宮城野区の社員鎌田あゆみさん(21)=休職中=が近く宮城県警に被害届を提出することが29日、分かった。

 鎌田さんは生まれつき両脚にまひがあり、障害等級は4級。市内の専門学校を2016年3月に卒業後、同ホテルに正社員として採用され、同7月ごろにフレンチレストラン「セラン」に配属された。
 鎌田さんによると、同7〜12月、調理場で洋食部門の男性料理長から「お前の触った物を触ると障害がうつる」と暴言を吐かれたり、「息が合わない」と左頬を右手で殴られて鼻血が出たりした。今年1月2日にも料理長から蹴られ、調理場で転倒したという。
 暴行があった当日、鎌田さんは母親(42)を伴い、料理長やホテル幹部と面談。ホテル側は、料理長が鎌田さんを膝で突き飛ばした事実があったとして、料理長ら2人がその場で土下座して謝罪した。だが、その後も暴言が繰り返されたとして、鎌田さんは今年6月下旬以降、休職している。
 休職後、ホテルと鎌田さんは、弁護士を介して相互に主張の確認書や被害事実の確認を求める通知書をやりとり。ホテル側は今月20日付の通知書で、料理長による1月2日の暴行のみを認め、それ以外の暴行や暴言を否定した。
 鎌田さんは「繰り返しひどい仕打ちを受け、自殺も考えた。長く働き続けたかったのに許せない」と批判している。
 ホテル側は河北新報社の取材に「1月2日の件は謝罪しており、許してもらえたと考えていた。内部調査の結果、それ以外に暴力的な行為や暴言は一切ないことを確認した」と反論している。


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2017年09月30日土曜日


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