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求人倍率1.44倍 6ヵ月ぶり前月下回る 東北8月

 厚生労働省などが29日にまとめた東北の8月の有効求人倍率(季節調整値)は、過去最高だった前月を0.01ポイント下回る1.44倍で、6カ月ぶりに前月を割り込んだ。正社員の有効求人倍率は青森、宮城、秋田、山形の4県で統計開始以来最も高かった。人手不足解消のため、求人を正社員に切り替える企業が増加しており、雇用条件の改善が続く。
 各県の有効求人倍率は表の通り。青森は前月比0.02ポイント増の1.26倍で過去最高となった。全国平均の1.52倍を超えたのは宮城と山形。
 各県の正社員の有効求人倍率(原数値)は青森0.81倍、岩手0.85倍、宮城1.05倍、秋田0.91倍、山形0.98倍、福島0.95倍となった。いずれも高水準で、宮城は全国平均の1.00倍を上回った。
 宮城労働局は「非正規やパートでは業務が回らなくなっている。正社員として処遇することを離職対策とし、人材を育成する方向に企業マインドが向いてきた」と分析する。
 東北各県の公共職業安定所別の有効求人倍率(同)は鶴岡の2.06倍が最高で、大河原の0.78倍が最低だった。岩手、秋田、山形、福島では、全安定所で1倍を超えた。
 新規求人(同)は、秋田が前年同月比20.9%増の9738人で、医療が39.7%増加。福島は14.3%増の1万5585人で、医療・福祉が28.9%伸びた。ともに専門職などを対象に100人を上回る大口求人があった。
 青森は9.7%増の1万1861人。土木工事が集中したため、建設業が26.9%増えた。岩手は0.5%増にとどまった。サンマの不漁予測により、食料品製造業が17.6%減少したことなどが影響した。

東北の有効求人倍率

〔注〕季節調整値。前月比の単位はポイント。▲はマイナス。全国順位のかっこ内は前月


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2017年09月30日土曜日


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