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<東北電>企業向け電力 3県で割引 事業拡大、進出後押し

 東北電力は29日、岩手、秋田、山形3県と連携し、企業向け電力販売の新ブランドを、それぞれ設立すると発表した。3県の中小企業や進出企業を対象に、料金を4〜6%値下げした電気を2018年度から最長2年間販売する。企業の経営支援だけでなく、企業進出や事業拡大を促す狙いがある。

 3県が運営する公営水力発電所から東北電が買い取っている電力を生かし、料金引き下げ分を負担する。東北電が自治体と協力し、地域限定の割引事業を展開するのは初めて。
 対象は電力50キロワット以上の「高圧」で契約する中小企業や、3県に進出を予定する企業。割引率は岩手県の「いわて復興パワー」と秋田県の「あきたEネ!」が一律5%。山形県の「やまがた希望創造パワー」は新規立地・経営拡大企業が6%、既存中小企業は4%とした。
 各県などが11月から募集を始め、個別の条件を踏まえて選定する。
 活用する水力発電所は岩手県15カ所、秋田県14カ所、山形県10カ所。募集上限となる総供給電力量は岩手が高圧顧客約1000件分、秋田は約800件分、山形は約500件分に相当する。
 東北電は「割安な電力を供給し、東日本大震災からの復興、企業進出、定住人口増加など地域活性化を後押ししたい」とアピールした。20年度以降は実績を検証し、継続を検討する。


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2017年09月30日土曜日


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