広域のニュース

<東北コメ作況>「平年並み」天候不順 予想収量11キロ減

 東北農政局は29日、東北6県の2017年産水稲の作柄概況(15日現在)を発表した。東北の作況指数は100(前年同期比2ポイント減)で、「平年並み」(99〜101)の見通し。夏の日照不足と低温の影響で、10アール当たりの予想収量は565キロとなり、前年同期比で11キロ減る見込みだ。
 この時期の「平年並み」は2011年以来。県別、地域別の作況指数は図の通り。青森の南部・下北、岩手の北部、東部は8月の日照不足、低温の影響を受け、95〜98の「やや不良」となった。秋田県南の98は、8月24〜25日の大雨の影響があるとみられる。
 4地域を除いた東北全域は99〜101となった。穂数に1穂当たりのもみ数を乗じた全もみ数はほとんどの地域で平年を上回ったが、登熟(もみの実入り)は岩手、宮城、秋田、福島が「やや不良」、青森は「不良」と見込んだ。山形は「平年並み」だった。
 10アール当たりの予想収量は6県で減少する見通し。県別では、青森593キロ(前年同期比11キロ減)、岩手538キロ(2キロ減)、宮城539キロ(15キロ減)、秋田573キロ(18キロ減)、山形599キロ(9キロ減)、福島549キロ(6キロ減)。
 東北農政局の担当者は「登熟のスピードは9月に入って持ち直しているが、全体ではまだ遅れている。適期の刈り取りが重要になるので、今後の天候を注視する」と話した。
 6県の水稲の作付面積は41万2500ヘクタールで、前年産から1500ヘクタール減る見込み。主食用米は米価が安定した影響で600ヘクタール増の33万4300ヘクタールとなり、生産数量目標を5年連続で下回った。県別では福島を除く5県で、過剰作付けが解消された。


関連ページ: 広域 社会

2017年09月30日土曜日


先頭に戻る