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<おのくん>制作女性ら「里親」と交流 東松島仮設閉鎖で感謝祭

おのくんの「里親」らを前に感謝の言葉を述べる女性たち

 東日本大震災で被災した宮城県東松島市の小野駅前仮設住宅が30日、閉鎖された。キャラクター人形「おのくん」を手作りしてきた入居者の女性らはこの日、感謝祭を開催。おのくんの購入を通して支援してきた県内外の「里親」らと親睦を深めた。
 仮設住宅の集会所前に出店が並び、焼きそばやたこ焼きを提供。おのくんの関連グッズや絵本を販売した。おのくんの着ぐるみがギターを演奏し、会場を沸かせる場面もあった。
 おのくんは靴下や綿が材料で、サルがモチーフ。おのくんを作ってきた女性たちは震災後の日々を振り返り、感謝の言葉を口にした。「震災に遭って大変な思いをしたけれど、おのくんに出会えて心のゆとりができた」「この仮設で皆さんと過ごせて楽しかった」
 おのくん作りの拠点は1日、JR陸前小野駅前の交流施設「空の駅」に移る。仮設住宅の自治会長武田文子さん(66)は「今までのように気軽に立ち寄ってほしい」と望む。
 徳島市の会社員正木伸一郎さん(47)は震災から間もなく武田さんと会い、仮設住宅の入居者らに徳島産の野菜を届けたり、年越しそばを振る舞ったりしてきた。正木さんは「生活再建に伴い仮設住宅がなくなることは大きな前進だと思う。引き続き交流したい」と話した。


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2017年10月01日日曜日


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