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<衆院選東北>「希望」巡り舌戦 与党は批判「地方ないがしろ」民進は釈明「政権倒すため」共産は憤り「共闘壊された」

 衆院解散後、初の週末を迎えた東北の与野党立候補予定者らは30日、新党「希望の党」を巡って各地で舌戦を繰り広げた。与党は「地方をないがしろにしている」などと厳しく批判。民進系は「安倍政権を倒すためだ」と釈明し、共産党は野党共闘の破談に憤った。
 自民党の前議員伊藤信太郎氏(宮城4区)は塩釜市で開かれた党県議の会合であいさつ。「新党ブームは危険だ。分裂、混乱を繰り返す悪弊を断ち切るための選挙だ」と訴えた。
 前議員御法川信英氏(秋田3区)は湯沢市であったイベント開会式後の取材に「脅威で突風や雷雨みたいだ」と評し、「地方や農業の話を聞いたことがない。地方のためになるのか」と疑問視した。
 福島市で事務所開きをした前議員亀岡偉民氏(福島1区)は「気にしても仕方ない。東京の風が地方を動かすなんて、おかしな話だ」と突き放した。
 前議員大島理森氏(青森2区)は八戸市内の会合で「民進が実質解散になったことは議長職を経験した身として寂しい」と話し、「だからこそ自民がしっかりしないといけない」と気を引き締めた。
 民進系無所属の立候補予定者らは今後の方向性などについて説明を重ねた。
 前議員近藤洋介氏(山形2区)は南陽市であった市民団体主催の集会に出席。無所属のままでの立候補を求める声に「希望への公認申請には大きな違和感があるが、まずは暴走する安倍政権を倒さなければならない」と理解を求めた。
 野党共闘の枠組みが崩れることに戸惑いをのぞかせる陣営もある。新人山内崇氏(青森3区)は田舎館村で街頭演説。共闘に向けて協議を重ねてきた他の野党に対し「申し訳ない気持ちもある」と話した。
 「市民と野党の共闘が一夜にして壊された」。共産の前議員高橋千鶴子氏(比例東北)は秋田市のJR秋田駅前でマイクを握り、民進の合流を強く非難した。「共闘の原点は戦争法だ。これを真っ向から否定する党に行く人は絶対応援できない」と言い切った。


2017年10月01日日曜日


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