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<宮城知事選>告示前最後の日曜 村井、多々良氏臨戦態勢

 任期満了に伴う宮城県知事選(5日告示、22日投開票)で、告示前最後の日曜日となった1日、現職と新人による一騎打ちは臨戦態勢に突入した。4選を狙う村井嘉浩氏(57)は後援会の事務所開きに出席。元団体役員の多々良哲氏(58)=共産推薦=は市民団体の集会に参加するなどし、結束を呼び掛けた。

 仙台市宮城野区であった村井氏後援会の事務所開きには、衆院選を控えた県選出の自民党前議員や支持者ら約300人が出席した。伊藤信幸後援会長は、1993年の知事選で本間俊太郎氏が獲得した過去最多の64万7920票を念頭に置き「目標は65万票。過去にない数字で当選させたい」と宣言した。
 あいさつに立った村井氏は「3期12年で、富県宮城や仙台国際空港の完全民営化、大学医学部の新設などが形になった」と実績をアピール。「最多得票との話があったが、大それたことは考えていない。しっかり結果を残したい」と控えめに話した。
 村井氏は同日、ホームページを開設し、公約も発表。東日本大震災からの復興の総仕上げや富県戦略、子育て、医療・福祉の充実などを盛り込んだ。被災者の心のケアや地域コミュニティー再生のほか、2021年度までに製造業を中心に企業130社を誘致する目標なども明記した。
 多々良氏は大河原町と仙台市を回り、東京電力福島第1原発事故の放射能に伴う汚染廃棄物の焼却や、仙台港への石炭火力発電所建設に反対する住民運動の集会に駆け付けた。
 「村井県政に大きな憤りがある。最たるものは原発や石炭火力に対するやり方だ」。多々良氏は青葉区で開かれたシンポジウムで、県政批判を繰り広げた。
 「原発ゼロ」と「石炭火力発電所ゼロ」を目玉政策に位置付けた多々良氏。「県政を転換する先頭に立ちたい」と強調した。
 支援団体へのあいさつ回りも精力的にこなした。知事選と同日選の衆院選(10日公示)に向けた共産党県委員会の事務所開きにも出席し、共闘を確認した。
 9月20日の立候補表明以降、市民団体を中心に共産の推薦、社民党の支援を得て選挙態勢の構築を急ぐ。多々良氏は「村井氏に怒りや不満を持つ人による応援の輪が広がっている」と手応えを語った。


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2017年10月02日月曜日


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