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<衆院選宮城>与野党一騎打ちの6区、顔見えぬ前哨戦

 衆院選(10日公示、22日投開票)に向け宮城県内各地で舌戦が繰り広げられる中、与野党が一騎打ちする宮城6区の前哨戦が盛り上がらない。北朝鮮情勢対応で自民前議員の防衛相小野寺五典氏(57)は東京にとどまり、共産党県組織の要職も務める新人横田有史氏(73)は仙台に足場を置く。選挙区内で候補者の顔が見えにくい、静かな選挙戦がスタートした。
 「初めて地元に戻らない選挙になる。地元を守る皆さんの力で7度目の当選をさせてほしい」。9月30日に登米市であった自民党宮城6区支部の緊急役員会。約50人の地方議員らが集まる会場に、小野寺氏本人による生電話の肉声が司会者のマイクを通じて流れた。
 防衛相就任後は約2カ月間も地元に帰れず、安倍首相の指示で選挙期間中も選挙区入りはできない。「ほぼ毎週末戻っていた」(地元秘書)という小野寺氏にとって経験したことがない異例の選挙戦となる。
 選対本部長に就いた畠山和純県議(気仙沼・本吉)は「本人は不在だが、国のために働く候補者を支援することにわれわれは誇りを持っている」と強調する。
 横田氏は5期務めた県議時代の地盤だった仙台市太白区の自宅から選挙区に通う。党県副委員長として知事選の候補者擁立や野党共闘の調整に関わったこともあり、仙台から離れられない状況になった。
 昨年5月に公認が決まったが、本格的な活動を始めたのは今年9月下旬。高速バスや家族の送迎で選挙区に出向き、各地の地方議員らと行動を共にする。
 1日も気仙沼市で最後の街頭を終えると、急いで仙台に帰宅した。公示後は遊説場所に合わせてホテルや民宿を転々とする予定だ。
 横田氏は「県議時代に6区内の各市を歩いている。通いながらでも何の問題はない。闘志を燃やして回るだけだ」と力を込める。


2017年10月02日月曜日


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