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波を切り復興祈る 気仙沼・早馬神社

みこしを漁船に載せ、唐桑半島(奥)の湾内を巡りながら漁の再興を祈願した早馬神社例大祭

 東日本大震災で被災した気仙沼市唐桑町宿浦の早馬神社で1日、例大祭が行われた。地域住民らがみこしを担いで海の安全や浜の本格的な復興を祈願した。
 神社を出発した担ぎ手ら約30人は、「セイヤ、セイヤ」と掛け声を上げながら地元を練り歩いた。宿浦漁港からはみこしを漁船に載せ、秋晴れの湾内を巡りながら地区内の鮪立(しびたち)漁港などに寄港。待ち受けた地元の漁師らが漁の再興を願い、みこしに手を合わせた。
 梶原忠利宮司(77)は「震災で土地を離れた住民も少なくないが、祭が地域を活気づけるきっかけになればいい」と話した。
 宿浦地区は震災の巨大津波で住宅の9割近くが流された。高台にある早馬神社も約2メートル浸水したが、震災の年の秋には例大祭を開き伝統の行事を守ってきた。


2017年10月02日月曜日


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