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<ベガルタ>したたかさ勝敗分ける 隙を突かれ浦和に流れ

仙台−浦和 後半15分、浦和・興梠(30)に2得点目となる勝ち越しゴールを許す。GK関(伊深剛撮影

 仙台の選手たちが険しい表情で主審に詰め寄った。後半15分、自陣で野津田が倒されて奪われたボールが浦和・興梠の2点目につながった。反則だと訴える約1分間の抗議は覆らない。「終わってしまったので、しょうがない」。渡辺監督は怒りをかみ殺すように語った。
 後半4分に三田の鮮やかなミドルシュートで追い付いた後の出来事だ。試合の流れを左右したと言っても過言ではない。一方で守備の要、大岩の着眼点は少し違う。「(仙台の)隙だったと思う。ああいうのをなくさないといけない」
 反則と自ら判断し、イレブンの足が止まったのは事実だ。その隙を見逃さなかった浦和のしたたかさが、結果的に接戦の勝敗を分けた。渡辺監督は「エネルギーを勝ちにつなげないと、中位より上に行けない」。わずかに足りなかった勝利への貪欲さ、勝負強さなどの必要性を強調する。
 その点で後半開始から出場した西村のゴールに向かう姿勢は見事だった。チームが後半に放ったシュートは前半の3倍の12本。西村は前線で動き回り、好機をつくり続けた。「流れを変えてやろうと思った。次は恐れず、最初から自分の良さを出したい」。川崎とのカップ戦準決勝(4、8日)で勝利をもたらしてくれそうだ。(狭間優作)


2017年10月02日月曜日


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