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<日銀短観>東北の景況感 2期ぶり改善 製造、非製造ともプラス

 日銀仙台支店が2日発表した東北の9月の企業短期経済観測調査(短観)によると、景況感を示す業況判断指数(DI)は全産業で10となり、6月の前回調査から3ポイント上昇した。改善は2期ぶり。旺盛な外需や堅調な内需に支えられ、製造業、非製造業のいずれも小幅に改善した。

 製造業は1ポイント上昇の7で2期ぶりの改善。中国など新興国経済の回復やスマートフォンなど電子部品の世界的な需要増で、鉄鋼は16ポイント上昇の36、金属製品は8ポイントアップの46となった。
 紙・パルプは原材料価格の上昇が響き、25ポイント低下のマイナス50。繊維は人件費増がかさみ、14ポイント低下のマイナス21だった。
 非製造業は4ポイント上昇の12で4期ぶりに改善した。インバウンド(訪日外国人旅行者)を含む観光需要が堅調で、卸・小売りは6ポイントアップの4。タクシーやバス業界にも波及し、運輸・郵便は5ポイント上昇の16となった。
 情報通信は、広告料収入の減少で20ポイントダウンのマイナス28だった。
 規模別は大企業の製造業が10ポイント上昇の5、非製造業は7ポイントダウンの4。中堅・中小企業の製造業は1ポイント上昇の8、非製造業は4ポイント上昇の12だった。
 3カ月後の先行きDIは全産業が3ポイント低下の7、製造業は3ポイントアップの10、非製造業は7ポイント低下の5を見込む。
 県別DIは表の通り。岩手は人件費や光熱費などコスト増で悪化したが、他の5県は1〜10ポイント改善。2期連続で全県がプラス水準となった。
 副島豊支店長は「人手不足感は強まっているが、増収となる企業が増え、景気回復の裾野は広がっている」と分析した。


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2017年10月03日火曜日


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