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一足お先に現場体験 東北の各企業で内定式 会場はお座敷列車

秋田内陸縦貫鉄道の車内で、森JTB東北社長(左)から内定通知書を受け取る内定者

 東北の各企業は2日、2018年春に入社予定の大学4年生や大学院生らの内定式やセミナーを開いた。訪日外国人旅行者(インバウンド)が増え、経済再生の柱と期待される観光業を担う旅行各社はいち早く内定者に現場を体験させた。

 JTB東北(仙台市)は、鷹巣(北秋田市)−角館(仙北市)間を結ぶ第三セクター秋田内陸縦貫鉄道のお座敷車両で内定式を開き、11人が出席した。
 同社は同鉄道に社員を派遣し、観光を核とした地域振興に取り組む。森吉弘社長は「地域の魅力を肌で感じ、最先端の現場で働く社員から学んでほしい」と呼び掛けた。内定者を代表し、東北学院大4年の石橋史弥(ふみや)さん(21)は「旅行のノウハウを生かして地域課題を解決したい」と決意を語った。
 同鉄道や仙北市に出向中の社員の講義もあった。宮城教育大4年の加藤渚さん(22)は「事前に利用者減少などの問題を調べた。入社前に仕事の一端に触れられて良かった」と話した。
 近畿日本ツーリスト東北(仙台市)や日本旅行東北(同)など4社は仙台空港で、合同セミナーを開催。内定者24人が航空会社の運航事務所や飛行機に荷物を積み込む作業を見学した。
 合同セミナーは仙台空港が完全民営化された昨年に続き2回目。日本旅行東北に入社予定の東北公益文科大4年の芦野鈴佳さん(21)は「空港で働く人から話が聞けて参考になった。利用者にとって便利な空港になろうと努力しているのが分かった」と話した。
 東北電力の内定式は仙台市青葉区の本店であり、山本俊二常務が電力小売り全面自由化を踏まえ「競争に勝ち抜く挑戦意欲を持ち、地域と東北電力の未来を切り開いてほしい」と激励した。来春の大卒、大学院修了予定の内定者は、今春の採用実績に比べ3人減の127人。
 七十七銀行は、仙台市青葉区の本店で内定式を開き、大学生ら140人が出席した。今春より70人少ない150人を採用する計画。


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2017年10月03日火曜日


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