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<宮城知事選>あす告示 現職と新人の一騎打ちか

 任期満了に伴う宮城県知事選は5日告示される。ともに無所属で、4選を目指す現職の村井嘉浩氏(57)と、新人の元団体役員多々良哲氏(58)=共産推薦=の一騎打ちになる公算が大きい。衆院選(10日公示)と同じ22日投票で、即日開票される。
 村井氏と共産党推薦の新人による戦いは、2013年の前回と同じ構図。3期続いた村井県政の是非、東日本大震災からの復興の道筋などが主な争点になる。東北電力が18年度後半以降に目指す女川原発の再稼働を巡る論争も焦点になる。
 村井氏は自民、公明両党会派の県議から支援を取り付けた。自主投票を決めた民進党系会派の一部からも応援を受ける。同日選の衆院選に臨む自民と連携を強め、与党寄りの姿勢を鮮明にする。
 県震災復興計画が20年度に終了することを踏まえ、公約は復興の総仕上げを柱に据え、災害公営住宅の整備や被災者の心のケアを示した。製造業を中心とする富県戦略の継続に加え、子育てや医療・介護施策の充実にも重点を置いた。
 村井氏は「県の全体像を示し、政策を着実に進めた。少しずつ思い描いた形になってきており、有権者に問いたい」と述べた。
 多々良氏は女川原発再稼働の是非を問う県民投票の実施を公約に掲げ、福祉や教育を重視する県政への転換を訴える。村井氏との対決姿勢を鮮明にし、現職批判票の受け皿を目指す。
 9月20日に立候補を表明して以降、各地の集会に足を運び、知名度向上を図る。30日に仙台市青葉区であった事務所開きで、多々良氏は「県民が選んだ県民の候補として先頭に立って戦う」と決意を語った。
 市民団体「新しい県政をつくる宮城県民の会」が支持母体で、共産の推薦、社民党の支援を得た。県民の会は栗原市や登米市など各地で支部を設立し、選挙態勢の構築を急ぐ。
 9月1日現在の有権者は194万6521人。


2017年10月04日水曜日


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