宮城のニュース

<衆院選宮城>民進系2氏 分かれた判断 立憲と無所属で生き残りに望みつなぐ

 公示が10日に迫った衆院選(22日投開票)で、宮城1、2区の戦いの構図がようやく固まった。民進党の立候補予定者だった1区の新人岡本章子氏(53)が立憲民主党、2区の元議員鎌田さゆり氏(52)が無所属で挑む方針を決定。比例東北ブロックでの復活を視野に、2人の生き残りに望みをつないだ。
 鎌田氏は4日午後、「一緒に立憲民主から出たいが、比例で2議席獲得は難しい。私が無所属に回り、岡本さんが比例復活できる可能性を残したい」と民進県議に伝えた。
 新党「希望の党」に合流しなかった2人。当初、岡本氏は中間層の選択肢として無所属を志向したが、支持労組内に「政党用ポスターや政見放送がない無所属は不利」との懸念が強く、立憲民主からの立候補に傾いた。
 1区は岡本氏を含む6人が乱立し、激戦が予想される。関係者によると、立憲民主の東北での比例票は25万〜30万とみられ、獲得を見込める議席数(定数13)は1にとどまるという。
 鎌田氏が立憲民主で立てば、2区に希望が候補を擁立する懸念もある。陣営関係者は「票が分散し、自民党候補を利する恐れがある。一騎打ちに持ち込んだ方が得策」と分析する。
 2014年の前回衆院選で、2区の自民前議員秋葉賢也氏(55)の得票は9万1289。昨年の参院選で民進、共産、社民、生活の4党が2区で獲得した比例票は計9万2306で、鎌田氏は「野党共闘を再現できれば議席を奪還できる」と自信をのぞかせる。
 秋葉氏は「今までで一番厳しい選挙」と警戒し、「今の政治に必要なのは混乱より安定だ」と訴える。愛知治郎自民県連会長は「どこの政党が何を訴えるのか分かりづらい。自民は明確な政策を有権者に示すだけだ」と冷静に語る。
 1区は自民前議員土井亨(59)、共産新人松井秀明(48)、日本維新の会新人畠山昌樹(43)、希望新人伊藤優太(32)、幸福実現党新人油井哲史(37)の5氏、2区は共産新人佐藤克之氏(58)も立候補を予定している。


2017年10月05日木曜日


先頭に戻る