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<宮城知事選>第一声 県政の未来熱く 与野党、衆院選へ連動

知事選が告示され、立候補者の第一声に耳を傾ける支持者ら=5日午前9時10分ごろ、仙台市内

 継続か、刷新か−。5日告示された宮城県知事選に立候補を届け出た現職、新人の2氏は、発生から6年半が経過した東日本大震災からの復興策を軸に据え、農村部や繁華街で県政の未来を訴えた。22日の投開票日が衆院選(10日公示)と重なる同日選は県政史上初めて。両陣営の第一声に駆け付けた与野党の立候補予定者も、それぞれ一体感をアピールした。
 無所属新人の多々良哲候補(59)の第一声は仙台市青葉区の繁華街。「原発再稼働反対」との大きなボードを掲げた市民ら約350人が集まった。
 多々良候補は、震災後停止中の東北電力女川原発に触れ「県民の命と暮らしを守る知事の責任として、再稼働に同意しない」と高らかに宣言した。
 仙台港周辺に立地が相次ぐ石炭火力発電所に反対する立場も鮮明にし、「県民の暮らし、福祉、子どもを第一に考える県政に転換する」と気勢を上げた。
 会場には、推薦を出した共産党の前衆院議員も登場。「宮城県は医療、介護の減免措置を真っ先に打ち切り、被災者に冷たい政治を次から次へとやっている」と批判。他の野党県議もマイクを握り、野党共闘を印象づけた。
 4選を目指す無所属現職の村井嘉浩候補(57)は、第一声の地に県北西部の加美町宮崎地区を選んだ。
 東京電力福島第1原発事故で発生した指定廃棄物の処分場建設候補地になっている同地区。選定や処理方法が棚上げにされた状況について、村井候補は「町の皆さまには大変迷惑を掛けている。心よりおわびする」と集まった約200人に頭を下げた。
 国の処分場整備計画を巡り、国に変更を提案する意向も明らかにした。「不安をあおる施設は造らず、安全に集約して長期間保管できる方法を選択してもよい」と述べ、処分場反対論を和らげようと腐心した。
 村井候補の脇には、衆院宮城4区に立候補を予定する自民前職が立った。「全力で応援する」と力を込め、一体感を醸し出した。


2017年10月05日木曜日


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