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農業ビジネス 中国で拡大へ センコン物流、大規模プラント着手

大規模な水耕栽培施設の建設予定地=大連市旅順口区(センコン物流提供)

 センコン物流(宮城県名取市)は、中国の大連市で農業ビジネスを本格化させる。昨年から試験的に始めた野菜の水耕栽培と販路開拓が軌道に乗り、新たな大規模プラントの建設に着手した。収穫量を大幅に増やし、ホテルや富裕層の個人客らに販売する。

 建設するのは約3000平方メートル規模のビニールハウスで、栽培面積は現在の約5倍になる。年内の完成を目指し、需要が高いトマトやセロリ、インゲン豆など5、6種類を栽培する。
 試験栽培した野菜をホテルやレストランに提供したり、展示会に出展したりして販路開拓を進める。中国では食の安全を求める意識が高まり、現地の高級ホテル「シャングリラホテル大連」などが同社の野菜を高く評価しているという。
 富裕層をターゲットに会員制方式を導入。客の好みに応え、採れたての野菜を定期的に直送する。
 同社は昨年9月、大連市旅順口区に水耕栽培の小規模プラント1棟を整備。安定的に高品質の野菜が生産できる技術を生かし、レタスやピーマンなど10種類以上の栽培に成功した。
 水耕栽培の技術を高く評価する大連市の後押しもあり、同社は今回、全体で1.5ヘクタールの農地を確保した。
 担当者は「安定供給の体制と販路を確保できれば、プラントの増設や大連市以外への販路拡大も検討していく」と話した。


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2017年10月06日金曜日


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