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<多賀城跡>南北大路の拡幅確認 出土の側溝・路面を調査

多賀城跡の南北大路の東側溝について説明する多賀城跡調査研究所研究員

 宮城県多賀城市の国指定特別史跡「多賀城跡」を調査している県多賀城跡調査研究所は5日、本年度の主な調査結果を公表した。外郭南門跡の南側に延びる南北大路跡から出土した側溝と路面を調査し、道幅が少しずつ拡張されたことや維持管理の状況などを確認した。
 側溝は、南北大路の東側に奈良時代(8世紀中葉〜同末ごろ)と平安時代(8世紀末〜10世紀後葉)のものが出土。溝が埋まるたびに掘り直され、計4回改修されていた。西側の溝は河川などで壊されて残存していなかった。
 路面の上には砂が堆積していたことから、たびたび水が流れていたことも分かった。道幅は奈良時代が13〜18メートル、平安時代が24〜28メートルとそれぞれ推定し、時代を経て拡張されたとする過去の調査とほぼ同じ結果となった。
 生田和宏研究員は「当時の(街中の)道幅は通常3メートルで、南北大路はメインストリート。往来の増加で幅を広げたのではないか」と指摘。「外郭南門跡への傾斜を登るのに、階段かスロープがあったと考えられる」と言う。
 研究所は7日午前10時半から現地説明会を行う。連絡先は研究所022(368)0102。


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2017年10月06日金曜日


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