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<衆院選東北・決戦焦点>岩手 揺らぐ共闘 野党守勢に

 10日公示の衆院選は、22日の投開票に向け、前哨戦が熱を帯びる。前回2014年は、自民党が東北25小選挙区のうち19を制し圧勝。選挙区が23に減った今回、新党「希望の党」の出現で構図は書き換わった。危機感を抱く自民に、共闘の枠組みが一変した野党がどう攻め込むか。東北各県の決戦の焦点を見る。
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 区割り改定で小選挙区は4から3に減少。旧3区から2区に編入される沿岸南部の7市町で与野党が票の争奪戦を展開。大幅な区割り変更が当落にどう影響するかが焦点だ。

<2区は保守対決>
 1区は自民、希望、共産の3党が擁立、2区は自民と希望の保守対決、3区は自民と野党系無所属の一騎打ち。解散前議席は自民1、民進2、自由1と野党勢力が自民を押していた。
 自民は3小選挙区全てに候補を擁立する。2区は前議員が先代から続く強固な地盤で通算9選を目指す。1、3区は比例復活組の前議員が議席奪取に闘志を燃やす。固い結束を誇ってきた野党共闘は公示を目の前に崩壊。これを好機とみて攻勢を掛ける。
 公明は全小選挙区で自民候補を推薦する。自民との連動により、比例東北の得票目標は前回に1万3000上乗せして6万とした。

<支援維持に腐心>
 希望は1区に5選を狙う民進前議員、2区に民進元議員が立つ。自民の現職閣僚に挑む2区は野党共闘の象徴区だったが、くら替え立候補で政策協定は破棄された。ただ共産、社民は自主投票としており、陣営はは何とか支援態勢を維持しようと腐心する。
 自由は党代表で17選を狙う前議員が3区に無所属で立候補する。前回は自民前議員(比例東北)に1万7000票差まで詰め寄られた。陣営は無所属を選択したことによる共産、社民の離反食い止めと、中選挙区時代に地盤としていた一関市の3区編入を好材料と受け止めている。

<擁立ゼロ戦後初>
 共産は1区に新人を擁立し、比例東北との連動で支持拡大を図る。2区は自主投票、3区は無所属前議員を自主的支援とした。
 社民は全小選挙区で候補擁立を断念。岩手で衆院選の擁立候補がゼロとなるのは戦後初めて。比例東北の得票に力を傾注する。

◎小選挙区立候補予定者

 【1区】 (3)
高橋比奈子59 党支部長   自前(2)(公推)
階   猛50 弁護士    希前(4)
吉田 恭子36☆党県常任委員 共新 
 【2区】 (2)
鈴木 俊一64 五輪相    自前(8)(公推)
畑  浩治54 団体役員   希元(2)
 【3区】 (2)
藤原  崇34 党支部長   自前(2)(公推)
小沢 一郎75 自由党代表  無前(16)


2017年10月06日金曜日


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