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<宮城知事選>候補者のプロフィル/村井氏 震災復興の完遂天命

村井嘉浩さん

 宮城県知事選(22日投開票)に立候補した共に無所属の新人と現職の2氏は選挙戦2日目の6日、県の南部と北部に分かれて選挙カーを走らせ、支持を呼び掛けた。2人が立候補を決意した思いや県政運営のビジョン、これまでの歩みや信条などについて聞いた。

◎村井嘉浩さん(57)=無現(3)

 東日本大震災からの復興完遂を「天命」と受け止める。心にくすぶっていた国政転身への未練は既にない。2020年度までの県震災復興計画を見届けるために、4選への立候補に迷いはなかった。
 「民の力を最大限活用する」との考えに基づき、3期目は仙台空港の完全民営化、大学医学部の新設などを次々に実現させた。「震災が起きたこのタイミングだから、果敢に挑めた。難しい交渉だったが、国の岩盤規制を突破できた」と胸を張る。
 時に物議を醸しながら、実績を積み上げてきた強烈なリーダーシップは陸上自衛隊勤務を経て、県議を志した30代の頃が原点。街頭に立てば、罵声を浴びせられたり、ビラをその場で捨てられたりした。「ぶれないのは厳しい時代があったから」と振り返る。
 4期目に「必ずやる」と明言するのは、広域水道3事業の一体化に伴う民間参入だ。「施設の老朽化などが進めば、水道料金は今後高くなる。2割のコストダウンを図ることができれば、県民の負担も軽くなる」と力説する。富県戦略を軌道に乗せた「官から民へ」の信念は揺らがない。
 5月に父の安一さんが100歳で亡くなった。「政治は私利私欲のために使うな。国家、国民、県民のためにやれ」。父の言葉が染みる。「おやじも天国で当選を祈っていると思う。亡き父のためにも頑張る」と誓った。形見のネクタイを身に着け、共に戦う。
 日課は30分ほどのウオーキング。愛犬ポメラニアン「ラッキー」との散歩が息抜きの時間だ。「16歳のおじいちゃんだけど、かわいいよ」と相好を崩す。
 仙台市宮城野区の自宅で妻一美さん(52)と、母鶴子さん(87)の3人で暮らす。長女(28)と次女(25)は自宅を離れ、会社勤務。


2017年10月07日土曜日


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