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<仙台国際ホテル暴行>障害者女性が被害届け出

暴行被害を申し立てるため、仙台中央署を訪れる鎌田さん=6日午前10時ごろ

 仙台市青葉区の仙台国際ホテルの洋食部門に勤務する40代の男性料理長ら3人から暴行を受けたとして、宮城野区の同ホテル従業員鎌田あゆみさん(21)=休職中=が6日、仙台中央署に被害を届け出た。刑事告訴を検討しているという。同署は近く、関係者から事情を聴く方針。
 鎌田さんによると、フレンチレストラン「セラン」に勤務していた2016年7〜12月、調理場で料理長から「お前の触った物を触ると障害がうつる」と暴言を吐かれ、「息が合わない」と左頬を右手で殴られて鼻血が出たこともあった。今年1月2日には腰付近を蹴られ、転倒したという。
 40代の男性従業員には「食材を取ってくるのが遅い」としかられ、顔や首をわしづかみにされたほか、包丁ケースに性的な内容を落書きされた。20代の元従業員の男性からは無理やり頭を押さえ付けられ、ガス台で頭髪を焼かれたという。
 ホテルによると、1月2日に鎌田さんから「料理長に暴力を振るわれた」との訴えがあり、同日中に母親(42)を交えて面談。ホテルは料理長が膝で突き飛ばした事実を認め謝罪した。
 その後も暴言が続いたとして、鎌田さんは6月下旬から休職中。ホテルは内部調査を実施したが、他に暴力や暴言は確認できなかったといい、今月、仙台簡裁に民事調停を申し立てた。
 鎌田さんは「警察に暴行被害について相談し、少し安心した。今後、告訴状を出したい」と語った。
 ホテルの野口育男社長は「調査を尽くしたが1月2日以外の事実は一切なく、双方に認識のずれが相当ある。捜査にはできる限り協力する」と話した。
 鎌田さんは16年4月に同ホテルに正社員として採用され、同7月ごろセランに配属された。両脚に生まれつきまひがあり、障害等級は4級。


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2017年10月07日土曜日


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