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<一力七段 2タイトル戦に挑む>20歳に6冠の壁 天元戦、王座戦で10番勝負

一力遼(いちりき・りょう)1997年、仙台市生まれ。宋光復九段に入門し、2010年にプロ入り。13年、若鯉戦で優勝。14年、史上最年少の16歳9カ月で棋聖戦リーグ入りを果たし、同時に七段昇段。同年、グロービス杯世界囲碁U−20戦と新人王戦で優勝した。昨年は竜星戦で優勝後、天元戦で7大タイトルに初挑戦した。オーソドックスな打ち方をする本格派。
井山裕太(いやま・ゆうた)1989年、大阪府東大阪市生まれ。石井邦生九段に入門し、2002年プロ入り。09年、第34期名人戦で史上最年少(20歳4カ月)の名人になったのをはじめ、7大タイトルを次々に獲得。昨年4月に囲碁界初の7冠同時制覇を達成した。天元戦では第37期から3連覇。第41期に復位して2連覇中。バランスが良く、柔軟に打ち回す。

 囲碁の井山裕太6冠(28)=棋聖、本因坊、王座、天元、碁聖、十段=に仙台市出身の一力遼七段(20)がダブル挑戦する第43期天元戦と第65期王座戦が11日の天元戦第1局を皮切りに始まる。名人戦に挑戦中の井山6冠は、再び7冠同時制覇を目指しながらの防衛戦。一力七段は初の7大タイトル獲得が懸かる。両棋戦合わせて10番勝負となる。2人に対局の抱負を聞いた。

◎一力遼七段/一生懸命打つ

 昨年、初の挑戦手合を経験し、またこの舞台に帰ってきたいという気持ちになりました。今期本戦は苦しい碁もあって厳しい道のりでしたが、連続挑戦できてうれしいです。
 今年5月、井山さんと一緒に国際戦に出場しましたが、国際戦への強い意欲を感じましたし、実際に厳しい手を打たれています。この秋は王座戦も含め、たくさん対戦できるのが楽しみ。前期は井山さんとの差を感じたシリーズでしたが、まだ近づいているようには感じていません。大変な5番勝負になるでしょうが、一生懸命打ちたいです。

◎井山裕太6冠/激しい展開に

 昨年、7冠同時制覇を達成して肩の荷が下りた部分があり、より自分の打ちたい手が打てているように感じます。また、今年は国際戦にいつもより多く参戦できるようになり、充実した日々が過ごせています。
 一力さんは例年以上に成績が良く、若手の中では一番強い棋士だと思います。天元戦は2期連続挑戦ということで、5番勝負の雰囲気も分かっており、さらに力を発揮してくるのでは。前期は全面戦争のような激しい碁になりましたが、今期もそのような展開になるでしょう。自分の碁をしっかり打ちたいですね。


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2017年10月07日土曜日


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