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<衆院選宮城>2選挙区抱え知事選も 仙台・太白区選管、開票日へ戦々恐々

太白区役所の倉庫に置かれた投票箱。現行の再生紙製に加え、金属製の旧式も衆院選と知事選で使われる

 衆院の区割り改定で宮城1、3区を抱えることになった仙台市太白区選管が対応に追われている。衆院選が宮城県知事選と同日選になり、選挙事務がさらに煩雑になった。22日の投開票を前に「開票でトラブルが一つあれば朝を迎えてしまう」と戦々恐々の状態だ。
 区割り改定で、太白区のうち秋保地区が3区に編入された。このため、太白区選管は衆院選の小選挙区と比例代表、最高裁裁判官の国民審査、知事選の計4種類の票を秋保と他の地区でそれぞれ扱う。
 秋保地区の有権者は約3700人。県内で青葉区に次いで2番目に有権者が多い太白区全体(約19万人)の約2%にすぎないが、事務手続きは全て倍になる。
 期日前投票所は太白区役所と秋保総合支所、市内5区共通のアエル(青葉区)の3カ所で従来と同じだが、それぞれに秋保地区の有権者専用の投票ブースを追加する。
 区内260カ所に設置するポスター掲示板も1、3区で仕様が異なる。1区の立候補予定者は6人で、立候補予定者が3人の3区の倍。大きさの異なる2種類を発注した。
 計164個が必要な投票箱も足りず、倉庫に眠っていた旧式の投票箱を引っ張り出した。担当者は「長年使っていなかったのでほこりをかぶっていた。掃除が大変だ」とこぼす。
 最大の懸案は開票作業。開票所に使うアズテックミュージアムの内部を二つに仕切り、4種類全ての票を秋保とそれ以外の地区で別々に開票、集計する必要がある。
 地区間で票の混入を避けるため、本来は別会場でそれぞれ開票するのが望ましい。だが、開票担当の職員が足りず、比較的早い時間に開票を終える見通しの秋保分の担当者をその後、他地区の開票作業の応援に回すため断念したという。
 区選管は以前から宮城5、6区に分かれている大崎市選管に助言を求めるなどトラブル回避に躍起だ。
 区選管の遠藤源太郎選挙課長は「初めてのことで大変だが、マニュアルを一つ一つ確認しながら事務を進めていく」と話す。


2017年10月09日月曜日


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