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岩沼・千年希望の丘付近に女性遺体 複数の骨折 宮城県警が捜査本部設置

女性の遺体が見つかった現場付近=9日午後5時40分ごろ、岩沼市押分

 東日本大震災の犠牲者を慰霊する宮城県岩沼市押分の千年希望の丘周辺で成人女性の遺体が見つかり、宮城県警は9日、死体遺棄事件とみて岩沼署に捜査本部を設置した。遺体はあばら骨が多数折れ、恥骨や大腿(だいたい)骨が砕けており、司法解剖の結果、死因は多発性外傷だった。
 捜査本部によると、8日午前6時ごろ、犬を連れて散歩中の近所の男性が希望の丘敷地内にある二野倉公園南側の空き地で、あおむけの状態で倒れていた女性を発見し、110番した。
 女性は40〜60代で身長は約165センチ。中肉で黒髪が肩まであり、白と黒の千鳥柄の長袖ワンピースを着ていた。女性のものとみられる運転免許証が入ったハンドバッグやサンダルが遺体の近くで見つかった。遺体は県内の女性とみられ、死後約1週間が経過していた。
 捜査本部は死因の多発性外傷について「高い場所から落ちたり、車でひかれたりするなど全身に強い衝撃を受けた場合が多い」と説明。車でひかれ、遺棄された可能性も視野に、ひき逃げなど交通事件専門の捜査員も捜査本部に入った。
 千年希望の丘は南北約10キロに及ぶ震災祈念公園。震災がれきを活用し、津波避難場所となる高さ約10メートルの丘15基を造成中。付近に街灯は少なく、夜間は人通りがほとんどない。
 遺体発見現場は仙台空港から南に約4・3キロ。


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2017年10月09日月曜日


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