岩手のニュース

岩手県産米の最高級品種“金色の風”販売開始「甘く粒しっかり」

岩手県内の店頭に並んだ「金色の風」=8日、盛岡市

 岩手県産米の最高級品種「金色(こんじき)の風」が8日、市場にデビューした。2016年発売の「銀河のしずく」に続き、2年連続でブランド米を市場に投入。コメの生産調整(減反)廃止をにらんで産地間競争が激化する中、岩手は高品質米を並べて勝負を懸ける。
 盛岡市のイオンモール盛岡南であった記念イベントで、200人分の試食用おにぎりとサンプル米(450グラム)を配布。詰め掛けた市民約350人が長い列を作った。
 達増拓也岩手県知事は「卓越した技術を持つ農家が丹精込めて生産した。日本の食卓に新たな風を吹き込むコメになる」とあいさつ。試食した盛岡市の男性会社員(49)は「銀河もおいしかったので楽しみにしていた。甘くて粒がしっかりしている」と話した。
 金色の風は粘りと軟らかさのバランスと程よい甘みが特長。日本穀物検定協会(東京)の食味試験で昨年、参考値ながら最高評価の「特A」相当に認定された。
 参考価格は2キロ1200円(税抜き)、5キロ2880円(同)。銀河のしずく(2キロ1000円、5キロ2470円)を上回り、県産米の最高価格となる。
 17年産米は収穫量約500トンを見込んでおり、県内で約300トン、県外で約200トンを販売する。県外販売は16日に始まり、東京と大阪でイベントを開く。
 小岩一幸県産米戦略室長は「10年かけてようやく完成した品種。農家や開発者の思いを背負って売り込む。金と銀がそろったので20年の東京五輪への提供を目指したい」と話した。


関連ページ: 岩手 社会

2017年10月09日月曜日


先頭に戻る