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<衆院選>「政治安定」「1強倒せ」与野党仙台で舌戦開始

聴衆を前に支持を訴える候補者。12日間の舌戦が始まった=2017年10月10日午前9時25分ごろ、仙台市青葉区一番町

 秋風が心地よい街頭に、政治決戦の号砲が鳴った。衆院選が公示された10日、宮城1、2区に立候補を届け出た各候補者は仙台市内で第一声を上げ、繁華街や住宅地を駆け巡った。「政治の安定こそ重要」「安倍政権を倒すチャンス」。政権選択を問い掛け、党の命運を賭け、与野党の応援弁士もマイクを握る手に力を込めた。

 6人が立候補し、東北最大の混戦区となった1区。市中心部のビル群に「お願いコール」が響いた。
 自民党前議員の土井亨候補(59)は青葉区のアーケード前で第一声。再選の2012年、3選の14年と3回連続で届け出順1番を獲得し「縁起良いぞ」と歓声が上がった。同日選となる宮城県知事選候補の現職村井嘉浩氏も並び立ち「油断しないで」と呼び掛けた。
 立憲民主党新人の岡本章子候補(53)の第一声には枝野幸男党代表が来場した。森友・加計(かけ)問題に触れ「権力の私物化だ。まっとうな政治を取り戻す」と安倍晋三首相を批判。勾当台公園市民広場には共闘する連合宮城幹部、共産、社民両党の県議らも集結した。
 日本維新の会新人の畠山昌樹候補(43)は、JR仙台駅近くで演説した。各党が公約で競う教育の無償化について「維新がずっと言ってきた」と元祖をアピール。かつて整形外科医院を開業していた太白区八木山地区に政党カーを走らせ、支持を求めた。
 希望の党新人の伊藤優太候補(32)は青葉区の商店街に立った。小池百合子党代表のイメージカラーと同じ緑色のネクタイを締め「安倍1強政治では駄目という声を上げて」と強調。第一声後は、党名が入ったのぼりを掲げた自転車で市中心部を駆け回った。
 一騎打ちの2区は与野党の意地が火花を散らした。
 自民党前議員の秋葉賢也候補(55)は笑顔を封印し、仙台駅東口で「デッドヒートの戦いだ」と声を張り上げた。連立を組む公明党の伊藤和博県議が駆け付け「自公政権が東日本大震災の復興を進めてきた。対立候補に日本は任せられない」と言い切った。
 無所属元議員の鎌田さゆり候補(52)は泉区のイズミティ21前を選んだ。共闘を組む共産、社民の県議、市議らが次々とマイクを握った。民進党県連代表の桜井充参院議員は「安倍政権にノーを突き付ける選挙区だ。間違った政治をただす」と気勢を上げた。

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【おことわり】
 衆院選期間中は公正を期すため、写真を一部加工し、党名や候補者名などを消す場合があります。


2017年10月10日火曜日


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