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<千年希望の丘遺棄>遺体は仙台の54歳か 「震災犠牲者悼む場で、悲しいし許せない」

千年希望の丘付近の死体遺棄現場で実況見分を行う捜査員ら=10日午前10時15分ごろ、岩沼市押分の二野倉公園南側空き地

 東日本大震災の犠牲者を慰霊する岩沼市押分の千年希望の丘付近で成人女性の遺体が見つかり、宮城県警は9日、死体遺棄事件とみて岩沼署に捜査本部を設置し、10日午前に実況見分を行った。遺体は複数の骨折があり、死因は多発性外傷。仙台市太白区の54歳の女性とみられ、捜査本部が身元の特定を急いでいる。
 捜査本部によると、8日午前6時ごろ、散歩中の近所の男性が希望の丘敷地内にある二野倉公園南側の空き地で、あおむけの状態で倒れている女性を発見し、110番した。
 女性は身長約165センチ。中肉で黒髪は肩まであり、白と黒の千鳥柄の長袖ワンピースを着ていた。女性のものとみられる運転免許証や診察券が入ったハンドバッグが近くで見つかった。死後約1週間が経過していた。
 捜査本部は死因の多発性外傷について、高い場所から落ちたり車でひかれるなど全身に強い衝撃を受けた場合に多いと説明。車でひかれた後に遺棄された可能性もあり、ひき逃げなど交通事件の捜査員も動員している。
 現場近くに住む土木会社役員の男性(69)は「現場付近は夕方以降、全く人通りが途絶え、暗くなってから行く場所ではない。身近な場所で事件が起き、驚いている」と話した。近所の無職男性(68)は「震災の犠牲者を悼む場が事件の現場となり、悲しいし許せない」と憤った。
 千年希望の丘は南北約10キロに及ぶ震災祈念公園。遺体発見現場は仙台空港から南に約4.3キロ。


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2017年10月10日火曜日


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