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<衆院選宮城>出来秋に論戦火ぶた 1〜3区初日の表情

候補者の第一声に耳を傾ける支持者=10日午前9時20分ごろ、仙台市青葉区一番町3丁目

 衆院選が10日公示され、県内の6小選挙区には前回より2人少ない18人が立候補を届け出た。秋色に染まりつつある街並みや田園地帯、沿岸部に選挙カーで飛び出し、懸命に支持を呼び掛ける候補者。22日の投開票に向け、12日間の激しい舌戦がスタートした。

◎1区

 自民党の土井亨氏は午前9時、仙台市青葉区のアーケード街の前で第一声に臨んだ。村井嘉浩知事や愛知治郎党県連会長らが見守る中、「仙台、宮城のために仕事をする人間を選んでほしい。火の玉になって戦い抜く」と声を張り上げた。
 引き続き、選挙カーで太白区内を回ってスーパーの前や駅前などで街頭に立ち、アベノミクスの推進や政治の安定などを有権者に訴えた。
 立憲民主党の岡本章子氏は青葉区の勾当台公園で第一声。枝野幸男代表の激励を受けた後、選挙カーで地元の太白区を遊説し、「安倍政権にノーを突き付ける」と語気を強めた。
 午後は太白区のあすと長町復興公営住宅前で、集まった被災者約20人を前に演説した。「子育て環境の整備や高齢者の見守りなど人を第一に考える政治、人に投資する政治を実現する」と訴えた。
 日本維新の会の畠山昌樹氏は、JR仙台駅前で第一声。政治と金の問題に触れ「政治資金規正法はザル法。まだまだ政治家が身を切る改革をしていない。政治の姿勢を正さなければならない」と強調した。
 第一声後、選挙カーで市内を縦断し、消費税増税の凍結などを訴えた。午後には、大阪府議で党副代表の今井豊氏と合流し、太白区長町のショッピングセンターなどで街頭演説した。
 希望の党の伊藤優太氏は青葉区の繁華街で第一声を上げた後、小池百合子党代表のイメージカラーと同じ緑色のネクタイを締め、党名が入ったのぼりを掲げた自転車で遊説に出発した。
 市役所前など市中心部で街頭に立ったほか、仙台市議時代に地盤としてきた青葉区宮町などの住宅街や地元商店街を駆け回り、「小池代表が都政で取り組んできた情報公開を国政でも進める」と支持を求めた。
 幸福新人の油井哲史氏(37)は青葉区内で街頭に立ち、支持を呼び掛けた。

◎2区

 自民党の秋葉賢也氏は前回に続き、自ら県選管を訪れて立候補を届け出た。仙台市宮城野区のJR仙台駅東口の第一声で「立場がはっきりしない人に国民の平和や暮らしは託せない」と対立候補をけん制した。
 昼すぎから選挙カーで泉区の全域を回った後、再び宮城野区に移動。遊説で駆け付けた安倍晋三首相から「党きっての政策通。引き続き国政に送ってほしい」と応援を受けた。
 民進党系無所属の鎌田さゆり氏は泉区で、約200人の支持者を前に第一声。民進党の桜井充参院議員や共産、社民両党の地元議員らも駆け付け、野党統一候補をアピールした。
 午後は選挙カーで宮城野、若林区を巡った。仙台駅東口の街頭演説では安全保障関連法などに触れ、「安倍首相はやり過ぎだ。皆さんの代わりに国会で戦いたい」と政権への対決姿勢を強調した。

◎3区

 希望の党の一條芳弘氏は柴田町の事務所前で第一声。支持者約70人を前に「大胆な政治改革を進め、希望の持てる世の中をつくりたい」と力を込めた。
 選挙カーに乗り込むと、亘理、山元両町や岩沼市といった沿岸被災地を回った。名取市の美田園第1仮設住宅では民進党の県選出参院議員と一緒に街頭演説し「最も優先すべき課題は被災地の復興だ」と被災者ら約20人に強調した。
 共産党の吉田剛氏は岩沼市中心部の事務所近くで「暮らしと平和を壊す安倍政権を一刻も早くやめさせ、新しい政治を実現したい」と第一声を上げた。
 名取、白石、角田の3市と柴田、丸森両町の計約10カ所で党の比例候補や地方議員らと街頭に立った。「戦争する国になるのを止められるかどうか歴史の分かれ目の一大決戦。平和への願いを寄せてほしい」と憲法9条の堅持を主張した。
 自民党の西村明宏氏は名取市の事務所で出陣式に臨み「地域の信頼に応える政治が求められている」と支持者約200人に訴えた。仙台空港民営化に尽力した実績を強調したほか、外国人旅行客を呼び込む国交副大臣時代の取り組みを紹介し「東北創生のため皆さんの思いを託してほしい」と呼び掛けた。
 選挙カーで名取、岩沼両市や柴田、亘理、山元の3町を巡った。


2017年10月11日水曜日


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