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<千年希望の丘遺棄>女性遺体は仙台の54歳 車にひかれたか

遺棄現場を実況見分する捜査員ら=10日午前10時15分ごろ、岩沼市押分の二野倉公園南側空き地

 東日本大震災の犠牲者を慰霊する岩沼市押分の千年希望の丘周辺で女性の遺体が見つかり、宮城県警は10日、遺体は仙台市太白区四郎丸、無職高松瑞絵さん(54)と判明したと発表した。県警は岩沼署に捜査本部を設置し、死体遺棄事件として調べている。
 捜査本部によると、高松さんは8日朝、希望の丘敷地内にある二野倉公園南側の空き地であおむけの状態で見つかった。あばら骨や大腿(だいたい)骨などに複数の骨折があり、死因は多発性外傷だった。遺体の周辺には運転免許証や診察券などが入ったバッグやサンダルが散乱していた。
 県警は多発性外傷について、車にひかれるなど強い衝撃を受けた場合に多いと説明。車にひかれ、遺棄された可能性が高いとみて、死亡の経緯や交友関係を調べている。
 高松さんは両親、長男の4人暮らし。9月30日夕、家族に「ちょっと出掛けてくる」と告げ、徒歩で出掛けた後、連絡が取れなくなった。家族が10月1日に携帯電話に連絡すると、留守番電話に切り替わったという。
 高松さんの母親から9日深夜、「娘が事件に巻き込まれた」と知らされた近所の60代女性は「瑞絵さんは物静かな感じだった。こんな形で見つかり、ショックだ」と肩を落とした。
 千年希望の丘は岩沼市沿岸の南北約10キロに及ぶ震災祈念公園。遺体発見場所は仙台空港から南に約4.3キロ。


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2017年10月11日水曜日


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