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<楽天>青山500試合登板 生え抜き初「諦めずに使ってくれた首脳陣のおかげ」

8回に500試合登板を達成した東北楽天3番手の青山(坂本秀明撮影)

 東北楽天の青山が八回を三者凡退に抑え、球団生え抜きで初の通算500試合登板達成に花を添えた。試合後に「500」と書かれたボードを掲げ「優勝したくらいにゆっくりと喜びに浸れた」と笑顔を見せた。
 低迷期だった創設2年目の2006年入団。先発、救援とその時々のチーム事情で何でもこなした。思えば苦節12年、「諦めずに使ってくれた首脳陣のおかげ」と振り返った。
 「一番の支え」。妻浩子さんへの感謝が口をついた。若手の頃は練習に遅れることもあった青山を生活面で助けた。同じ北海道出身。青山が函館工高1年の1999年秋から交際し、09年に26歳で結婚した。
 遠距離の時期も多かった10年間の純愛を貫いた訳がある。交際半年後の春、浩子さんの父親に病床から手を握られた。「浩二君、浩子を頼む」。逝く数日前だった。その言葉を16歳からずっと背負ってきた。
 13年、初のリーグ優勝と日本一達成に至る歓喜の時期は、けがでマウンドにいなかった。それだけにクライマックスシリーズ(CS)を勝ち抜き、日本シリーズで活躍したいと願う。「500で終わりではない。CS以降もチームの力になりたい」。浩子さんらの名前を刺しゅうしたグラブを左手に、ボールを握り続ける。(金野正之)


2017年10月11日水曜日


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