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<衆院選宮城>前議員対決の5区論戦白熱 勝沼氏「皆さんの命と財産守る」安住氏「もう一度自民と対峙を」

与党の実行力を力強く訴える勝沼氏(右)、街頭演説の後、支持者と握手を交わす安住氏

 衆院選(22日投開票)の宮城5区は県内で唯一、前議員同士が争う。比例東北の自民党前議員勝沼栄明氏(42)=公明・日本のこころ推薦=と、民進党系無所属の前議員安住淳氏(55)による「政権与党」対「野党共闘」の構図。東日本大震災からの復興などを巡り、論戦は白熱している。

 「皆さんの命と財産を守り、地域を元気にする。(有権者が)古里に対する思いを負託できるのは私しかいない」。3選を期す勝沼氏は10日夜、大郷町の街頭で声を張り上げた。
 勝沼氏は2014年の前回、公示5日前に宮城入り。安住氏に敗れ、比例復活で国政に踏みとどまった。二階俊博党幹事長が率いる派閥に属し、国土交通、水産両分野などで政治経験を積んだ。
 選対幹部は「一番求められているのは政治の安定だ。自公の連立政権で復旧復興を進めている」と強調。公明の地方議員も「5区は勝沼氏、比例は公明を支持してほしい」と懸命に呼び掛ける。
 8選を狙う安住氏は11日、大崎市鹿島台で開いた個人演説会で、与党との対決色をあらわにして訴えた。「政治家はやはり思想信条が大事だ。私はずっとリベラルの仲間たちとやってきた。もう一回、一緒になって自民と対峙(たいじ)したい」
 安住氏は希望の党や立憲民主党に合流せず、「裸一貫」で無所属で臨む。無所属での選挙は1993年以来、約25年ぶり。「地元代表」として地域を巡り、旧民主党政権で財務相として復興財源の確保に尽くした実績などを強調する。
 陣営幹部は「背水の陣」と力を込め、共産党関係者は「安倍1強の打破には共闘が必要だ」と安住氏の支援に回る。
 沿岸部の被災地を抱える5区は12年の衆院選以降、議席を守った安住氏、比例復活した自民候補の2人が「地元議員」として並び立ってきた。
 最大被災地・石巻市の亀山紘市長は「復興はアクセルを踏む時期。選挙で遅れないようにしてほしい」と注文。衆院選の応援については「4月の市長選では勝沼、安住両氏から支援をいただいた。全方位でいく」との姿勢を貫く。


2017年10月14日土曜日


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