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<衆院選福島>区割り改定で戸惑う有権者「知らない人」投票辞退も

 衆院選で区割り改定に伴い福島3区から4区に編入され、各候補が激しい集票合戦を繰り広げる福島県西郷村は、生活圏も経済圏も3区の白河市を中心にした県南地域に属している。4区の会津地方との縁は薄く、有権者からは「候補者が分からない」と戸惑いの声が上がる。
 「まずは西郷を3区に戻してもらいたい」。公示日の10日、村を相次ぎ訪れた自民、希望の前議員の双方で応援演説した佐藤正博村長は繰り返し訴えた。
 白河市と隣接する東北新幹線新白河駅や東北自動車道白河インターチェンジがあり、大型商業施設などが立地する。
 佐藤村長は「白河市と一体となって都市計画を進めてきた。区割り変更でまちが分断されたようだ」と不満を隠さない。
 村と会津地方を結ぶ国道289号の甲子トンネルが2008年に開通したが、人的交流は少ない。15年度の国勢調査で、会津からの人口流入、会津への流出はそれぞれ全体の1%に満たなかった。
 有権者の反応も鈍い。無職男性(70)は「候補者は全く知らない人。誰に入れるか決めかねている」と迷う。主婦(48)は「前回までずっと同じ候補に投票してきた。今回は行かないかも」と明かした。


2017年10月15日日曜日


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