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<楽天>岸の快投で息吹き返す 背水の思いで全開

7回途中まで無四球の3安打無失点と好投した東北楽天先発の岸(佐藤琢磨撮影)

 東北楽天は岸の快投で息を吹き返し、CSファイナルステージ進出にあと1勝とした。敗退の土俵際で迎えた第2戦、「交代と言われるまで余計なことを考えずに全力、全開でいく」と気迫の投球を続け、七回1死一塁の場面で降板。8奪三振、無四球の3安打無失点とほぼ完璧な内容だった。
 一回にいきなり無死二塁のピンチに陥るも、続く3人を打ち取る。これでリズムに乗ると、二〜四回を三者凡退に。五回1死二塁から中村に投じた4球目は左翼ポール脇へのあわや本塁打の大ファウルとなったが、「びびらずにいく」と気合を入れた。6球目の147キロ速球で力勝負した末、左飛に打ち取った。
 レギュラーシーズンでは7月19日を最後に勝ち星がなく、8月以降急失速したチームに負い目があった。フリーエージェントで西武から移籍し、則本との「ダブルエース」を期待されたものの、8勝止まり。「ここで勝たないと自分は何をしているのだろう」。背水の陣のような思いだった。
 第1戦に敗れた則本から来た「お願いします」というメールに白星で応えた。「ノリの悔しさの分もしっかり勝ちたかったし、(16日先発の)美馬につなげたかった。今日で終わらなくて良かった」。先発3本柱の一人として、則本から受けたバトンをいい形で美馬に渡し、満足そうだった。(金野正之)


2017年10月16日月曜日


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