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<衆院選宮城>5区「大物」応援入り低調 最大被災地「復興は問題にされなくなったのか…」

高台に建設した災害公営住宅近くで支持者らを前に街頭演説する候補者=2017年10月10日、宮城県石巻市雄勝町

 22日投開票の衆院選で、東日本大震災の最大被災地石巻市を抱える宮城5区では、党を代表する応援弁士の選挙区入りが前回(2014年)と比べてめっきり減った。前回は公示日に安倍晋三首相が石巻市で演説し、自民党幹部や閣僚が次々と応援に訪れた。対照的な選挙戦に被災者からは「復興は問題にされなくなったのか」との声が漏れる。

 「厳しい選挙。少しでも応援したいと駆け付けた」。大崎市のJR鹿島台駅前で13日、梶山弘志地方創生担当相が自民候補と並んで声を上げた。二階俊博党幹事長が4日の総決起大会に出席して以来、選挙戦が始まってから初の応援弁士。しかし、沿岸ではなく内陸部での活動に終始した。
 14年衆院選は安倍首相に続き、菅義偉官房長官や二階幹事長(当時総務会長)、竹下亘総務会長(同復興相)、小泉進次郎筆頭副幹事長(同復興政務官)らが石巻市に入った。安倍首相は昨年の参院選でも石巻市でマイクを握ったが、今回は公示日に福島市や仙台市などで街頭に立った後、東京に戻った。
 自民候補の陣営によると、現時点で決まっている主な応援弁士は吉野正芳復興相。今後増える可能性もある。
 他党の幹部も、民進系の対立候補が無所属のため、応援には入らない状況。有権者は、公約にある「復興」の具体策について各党の幹部から直接聞く機会はほとんどない。石巻市のプレハブ仮設住宅に住む無職男性(79)は「政治家は何度も足を運んで話をするのが仕事ではないか」と不満げにつぶやいた。

 【宮城5区立候補者】

勝沼 栄明42☆自(二)前(2)
(公・日推)
安住  淳55 無●前(7)

〔注〕☆は比例代表との重複立候補者。●は解散時民進党公認の立候補者


2017年10月17日火曜日


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