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<さくら野仙台破綻>差し引き負債32億円 管財人「取引業者への配当ない」

破産管財人が財産状況報告をしたエマルシェの債権者集会=仙台市青葉区の仙台国際センター

 さくら野百貨店仙台店(仙台市青葉区)の運営会社「エマルシェ」(同)が自己破産した問題で、エマルシェの債権者集会が16日、仙台市青葉区の仙台国際センターで開かれた。破産管財人は資産分を差し引いた負債の総額が約32億円に上るとして、取引業者らに支払われる配当はないとの見通しを示した。
 出席者によると、非公開の集会には債権者約70人が集まった。エマルシェの安藤俊元社長が「大変な迷惑を掛け、申し訳ない」と謝罪した後、管財人が現状を説明した。
 説明によると、資産は約5億4600万円とされる一方、負債は約37億7000万円に上るという。管財人は「負債の大半は弁済を見込めない」などと伝えた。出席者から質問はなく、約20分で終了した。
 東京都の服飾メーカーの男性社員は「誰も質問せず、もう諦めムード。これまで取引先に何のアナウンスもなく、誠意に欠ける部分が目立つ」と憤った。仙台市の婦人服卸業の男性担当者は「もう売上金が返ってくるとは思っていない」と語った。
 破産時にエマルシェの従業員組合の委員長を務めた岩本貴信さん(43)は「予想通りだった。退職金が一部だけでも支払われる可能性があると聞いており、元従業員にとっては救いだ。一つの区切りにしたい」と話した。
 次回の債権者集会は来年6月25日に開かれる。


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2017年10月17日火曜日


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