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<仙六野球>仙台大・鈴木明努 リーグ打率2位でにV貢献 悔しさ糧に飛躍

今季から出場機会をつかみ、コンパクトな打撃でリーグ優勝に貢献した仙台大・鈴木明=9日、仙台市の東北福祉大球場

 9日に閉幕した秋季リーグで、仙台大の鈴木明努(あとむ)内野手(3年)がリーグ2位の打率4割2分9厘をマークし、チームの2季ぶり6度目の優勝に貢献した。今春まで出場機会がなく、守備力を買って起用した首脳陣をうならせる活躍。悔しさを糧に努力で好機をつかみ、大きな飛躍を遂げた。
 今季は初戦の東北大1回戦から二塁手で全10試合に先発出場。主に8番に入って開幕から8試合連続安打を放つなど35打数15安打5打点と当たり、リーグトップのチーム打率3割2分1厘を誇る打線のけん引役となった。「出来過ぎです」と充実した表情で振り返る。
 好調を支えたのは確実性を重視した打撃フォーム。140キロ台の速球に対応するためバットを短く持ち、コンパクトな振りでミートする意識を徹底した。下位打線にいたことも「相手投手が怖がらずに投げると思い、初球から積極的に狙った」と生かした。
 178センチ、74キロ。名門の群馬・前橋工高で2番打者として活躍したが、仙台大に進学後は厚い選手層にリーグ戦出場を長く阻まれた。出場機会をつかんだ同級生や下級生がグラウンドで躍動する姿に「スタンドで応援している自分が悔しかった」。全体練習に加え、早朝と夜に守備やティー打撃の自主練習を重ねて蓄えた力が結実した。
 真面目に練習に取り組む姿勢は首脳陣も高く評価。森本吉謙監督は「重ねた努力が実ったのはうれしい。彼がいたから今季は打線がつながった」とたたえる。
 仙台大はリーグ戦を制し、仙台六大学、北東北大学、南東北大学の3連盟の代表計4チームで争う明治神宮大会東北地区代表決定戦(21、22日・花巻市)の出場権を獲得。昨年も出場したが、決勝で富士大(北東北大学)に敗れている。
 背番号37は「リーグ戦と同様につなぎ役に徹し、チームが全国大会に行けるように貢献する。好機で決勝打も放ちたい」と誓う。勢いをつなぎ、初の明治神宮大会出場に導く。(原口靖志)


2017年10月17日火曜日


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