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<秋田弁護士殺害>「結論ありきの判決」遺族、弁護団怒りあらわ

記者会見する津谷弁護士の妻良子さん(左)

 「結論ありきの判決だ」。秋田市の弁護士津谷裕貴さんが菅原勝男受刑者に刺殺された事件で、秋田県警の対応の過失を認めなかった16日の秋田地裁判決に、遺族と弁護団は怒りと無念さをあらわにした。
 原告で津谷さんの妻良子さん(60)ら遺族と弁護団は判決後、市内で記者会見。弁護団代表の吉岡和弘弁護士は「警察はうそをつかないなどの前提で、県警側の義務遂行の怠りを容認した不当判決だ」と強調した。
 良子さんは「真相究明を求めたが、警察の当時の行動は仕方なかったと片付けられた。無念さは何とも言いようがなく、本当に胸が張り裂けそう。このままでは夫の無念が晴れない」と声を詰まらせた。
 判決は現場の警察官2人の連携不足を認めた一方、短時間での状況把握が難しく、「受刑者が凶器を持っていたことは予見できなかった」と判断。血の付いた凶器などを現場で移動させた県警の対応を不適切と指摘したが、「真相を隠す目的があったとは認められない」とした。
 国府泰道弁護士は「数々の事実を認めながらも県警の法的な責任に全く踏み込んでいない。『警察救済判決』だ」と批判した。


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2017年10月17日火曜日


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