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<エアレース>室屋氏に福島県知事「復興の象徴」、県民栄誉賞授与へ

コックピットに搭乗した内堀福島県知事と話す室屋さん(右)=2016年6月、福島市のふくしまスカイパーク
ふくしまスポーツアンバサダーに任命され、内堀雅雄知事と握手する室屋さん(左)=2016年4月28日

 「空のF1」とも呼ばれるレッドブル・エアレースで、福島市在住の室屋義秀(44)が米国での最終戦に勝利し、年間総合王者の栄冠を逆転でつかみ取った。アジア人初の快挙に地元から祝福の声が上がり、福島県は16日、県民栄誉賞の授与を決めた。
 室屋は福島市の農道空港「ふくしまスカイパーク」を拠点に練習を重ねてきた。「世界王者を輩出できたのは大きな誇り」。室屋も理事に名を連ねる空港の指定管理者「ふくしま飛行協会」の斎藤喜章理事長(64)は喜んだ。
 総合2位で最終戦に臨み、予選は14人中11位という苦しい展開をはねのけて勝利した。斎藤さんは「ここ数年、精神面での大きな成長を感じていた。円熟の技術をいかんなく発揮した」と実力による「総合V」だと強調した。
 地元の子どもにとっても室屋は憧れの存在。9月にスカイパークであったエアショーを見た福島市瀬上小6年の佐藤絢大(あやと)君(11)は「世界一は本当にすごい。これからもずっと活躍してほしい」と喜んだ。
 内堀雅雄知事は16日の定例会見で県民栄誉賞の授与を発表。「勇気と元気を与えてくれた。多くの困難を乗り越え挑戦を続ける室屋さんは、福島復興の象徴だ」とたたえた。
 室屋と連絡を取った県の担当者によると、室屋は「勝利は多くの人々が後押ししてくれたおかげ。県民を代表してお受けしたい」と話したという。
 福島県の県民栄誉賞は三春町出身の登山家田部井淳子さん(故人)、ソチ冬季パラリンピックのアルペンスキー男子回転座位で金メダルを獲得した猪苗代町出身の鈴木猛史さんに続き3人目。


2017年10月17日火曜日


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