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<衆院選東北>比例1減 集票熱く 各党存在感アピール

 22日投開票の衆院選で、今回から定数が1減の13となった比例代表東北ブロックの議席争いが激しさを増している。比例を主戦場とする各党の党首は相次いで東北入りし、存在感のアピールに躍起となっている。

 「真山が危ない。東北の2議席は正念場にある」。公明党宮城県本部の庄子賢一代表は14日、仙台市青葉区のJR仙台駅前であった街頭演説で声を振り絞り、危機感をあらわにした。
 公明は2014年の前回、悲願の2議席を初めて獲得した。最後の14番目に滑り込んだ前議員真山祐一候補(36)は「東日本大震災からの復興のため誰よりも働いてきた。もう一度、国政で仕事をさせてほしい」と訴えた。
 応援に駆け付けた山口那津男代表は「2議席を守り抜く」と力説。比例票で伸長が見込まれる立憲民主党に照準を定め「顧問と代表は震災対応で後手に回った総理と官房長官だ。そんな人たちに国を任せていけない」とまくし立てた。
 同じ場所で13日に演説した共産党の志位和夫委員長は「震災復興、原発の問題で東北の願いを届けてきた命綱の議席、宝の議席を守り、初めての2議席を必ず勝ち取らせてほしい」とこぶしを振り上げた。
 共産は、昨年の参院選での野党共闘の実績などを踏まえ「1議席を守るのではなく、2を取りにいく戦い」(党宮城県委員会の中島康博委員長)に攻めて出た。前回比1.5倍の60万票を目標に掲げる。
 公示直前に希望の党や立民が旗揚げし、比例の政権批判票は分散が予想される。新人の元仙台市議舩山由美候補(49)は「市議を辞め、人生を懸けている。2議席獲得に全力を尽くす」と力を込めた。
 社民党は25万票が目標。前々回から4年9カ月間、東北で空白になっている議席の奪還を期す。新人の三上武志候補(66)は15日、山形市内の集会で「憲法を守り、安倍政権を追放する1議席を東北で勝ち取る」と訴え、票の掘り起こしに懸命だ。
 日本のこころの中野正志代表は比例東北を「最後の決戦の場」と位置付ける。新人の高橋克也候補(32)は14日、仙台市青葉区で「東北から国に正論を言える1議席を与えてほしい」と声を張り上げた。


2017年10月17日火曜日


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