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<大衡セクハラ>「関係強要していない」前村長、尋問で否定

大衡村役場=2014年11月

 宮城県大衡村の跡部昌洋前村長(68)から性行為を強要されるなどセクハラやパワハラを受けたとして、元村職員の女性が跡部氏に1000万円の損害賠償などを求めた訴訟で、跡部氏と元職員の本人尋問が17日、仙台地裁であり、跡部氏は強要を否定した。
 元職員と2013年ごろから親しくなったと説明した跡部氏は「首長と部下が恋愛関係にあるのは不適切で(元職員の)夫にも申し訳ない」と謝罪したが、「嫌がられたことは一度もなく、性的関係を強要したこともない」と強調した。
 「関係を継続しなければ職務で報復する」といった内容のメールを大量に送り付けられたという元職員の主張に対しては、「メールのやりとりはじゃれ合いのようなもので、ハートの絵文字を使った返信がよくあった」と述べた。
 また、元職員が定員超過だった村内の認定こども園に口利きし、孫を入園させたと証言。「議会で追及されそうになり、園側と口裏を合わせてもみ消した。不正だと思ったが交際関係にあり、かばった。(元職員から)感謝された」と明かした。
 一方、元職員は「(関係を迫られ)気持ち悪いと思ったが、権力者なので逆らえなかった。断ればどんな目に遭うかと怖かった。メールは返信したが全て社交辞令だった」と説明した。
 訴えによると、元職員は14年4〜11月、出張先のホテルで跡部氏から計29回のセクハラ行為をされたとしている。跡部氏は15年3月に提訴され、翌4月に辞職。地方公務員災害補償基金県支部は16年9月、元職員が跡部氏からの大量のメールが原因でうつ病を発症したとして、公務災害と認定した。


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2017年10月18日水曜日


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